観月会2024

案内ポスター

 九月になっても連日猛暑が続き、当日も日中は蒸し暑い1日でしたが、 観月会が始まる夕闇が迫るころには山上本堂前は暑さも和らいできました。 演奏の中盤になると雲一つ無い夜空に「継鹿尾秋月」が昇るのを見ることが出来ました。 観月会は「曇天風雷鬼&鼓珀」の和太鼓演奏、「アンサンブル 杜」の楽器演奏、「十五夜のスライド解説」と続き、 再度「アンサンブル 杜」の楽器演奏があって今年の観月会を終えました。 会場の様子を写真&演奏曲でアップしました。

開演前の様子

松平山主挨拶

 皆様、今晩は、ようこそ観月会においで戴きました。
さて、日本の四季の風景を「春は花、夏ホトトギス、秋は月、冬雪冴えて冷しかりけり」と 詠われるように、秋といえば月、中でも『中秋の名月』は別格です。
陰暦では、秋は7月8月9月の三ヶ月。今日は8月15日、まさに秋の真ん中「中秋」でございます。
(陰暦8月のことを仲秋、8月15日の満月の日は中秋)
現在、街中では終夜アカアカと灯りがついていますが、かつて「日の入り」とともに暗闇でした。 「明かり」といえば、月の光です。きっと満月の夜が待ち遠しかったに違いありません。
とりわけ実りの秋、稲刈りを前にして「中秋の名月」には、まん丸の月に似せた「お団子」やら、 稲穂に似せた「すすき」をお供えし、自然の恵みに感謝し、豊作を祈る特別の意味がありました。
寂光院のある、この山は「継鹿尾山(つがおさん)」と申します。 犬山を代表する美しい風景を江戸の頃より八箇所選んで『犬山八景』と申します。 その八景の一つが『継鹿尾秋月(つがおしゅうげつ』といって、この継鹿尾山にかかる 「中秋の名月」でございます。ことのほか本堂から眺める月を指しました。
昨今、環境の変化や都市化の波で、「犬山八景」は面影が薄れましたが、幸いにも継鹿尾山は 全山「国定公園・特別保護区」に指定されており、江戸時代の風景を残し今に至ります。
寂光院はまた、『尾張のもみじでら』と呼ばれてます。まもなく、全山紅葉に彩られます。
是非またご参詣下さいますようお願い申し上げます。 合掌

和太鼓 曇天風雷鬼&鼓珀

1.
2.
3.

演奏

アンサンブル杜 楽器演奏
 フルート 土屋 満希子
 ギター 宍戸 忠夫
 ギター 永倉 功
 ギター 三澤 久詩
 ベース 鈴木 克比古
1.

十五夜のスライド解説

 解説者 佐藤 耕一
 バックグラウンド演奏 一瀬 香江

継鹿尾秋月

2.
アクセスカウンター