当山には古来より「七七月参り」という参詣の風習が伝えられております。
「七七月参り」とは、毎月1回7ヶ月参詣し、それを7回繰り返すお参りの仕方で
七七月、つまり合計49回お参りするのであります。
この七という数字は単に目標となり、励みとなるだけでなく、仏教数字というべきもので
仏様のお悟りの境地を表し、仏縁が深くなる数であります。
七回続けて月参りをしようとすれば、どの月から始めるにしても、
必ず酷寒か酷暑の季節どちらかを通過せねばなりません。
こうした登山参詣の行を通して、人生修行の意味あいも含まれます、
日々の生活に喜びと感謝と敬いの心を養い
日々の生活を充実させるのが本来の意義であります。
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